睡眠時無呼吸症候群(SAS)

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睡眠時無呼吸症候群

まずは検査を受けることで

睡眠の質を知る
きっかけに!

寝つきが悪い。しっかりと寝ているはずなのに日中眠くなる。家族にイビキがうるさいと言われる。などの症状が思い当たりませんか?
睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、さまざまな生活習慣病を合併すると言われ、日中の活動に影響が出るだけでなく、正常な方に比べて多くの危険性が報告されています。

透析診療に使用されるコンソール
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検査

TEST

診察

終夜睡眠ポリグラフィー

検査説明 火~土曜日の診察日
※自宅での就寝時に可能な簡易検査となるため、操作説明に
 15分程度のお時間を要します。
※より精度の高い1泊入院での検査も紹介可能です。

  • 大きなイビキをかくことがある
  • 日中いつも眠い気がする
  • 居眠り運転を よく起こしてしまいそうになる
  • 夜間に呼吸が止まっていると言われた
  • 夜中に何度も目が覚める
  • 朝起きた時に頭痛やだるさが残っている
  • 下記の診断を受けている方

問診(診察)

ダイアライザーの種類と選定

日中の眠気やイビキなど、気になる症状や基礎疾患などをヒアリングしていきます。

検査

末梢循環に用いるABI検査

ご自宅で計測が可能な簡易検査キットの操作を説明後し、お渡ししますので、帰宅後に装着して就寝していただきます。

解析

アフェレーシスに使用されるカネカのLDL吸着器

返却していただいたキットに記録されたデータをもとに患者様の睡眠の質を解析し、必要であれば適切な治療方法を提案します。


管理

MANAGEMENT

診察

呼吸器外来/内科

【呼吸器外来】
診察日 第2週 土曜日 9:00~10:30
【内科】
月 水 金 9:00~12:00 17:00~19:00
火 木 土 9:00~12:00
※CPAPの導入後の管理は基本的に呼吸器外来となります。
(お時間が合わない場合は内科でも診察可能です)

  • 睡眠時無呼吸症候群の検査
  • 検査結果の説明
  • 治療方法の提案
  • CPAPの管理
  • ASVの管理

睡眠時無呼吸症候群(SAS)
リスク
※健常者との比較

高血圧の危険性は約2倍

SASと高血圧は単なる合併ではなく、閉塞型睡眠時無呼吸(OSA)自体が高血圧の原因となる2次性高血圧の原因疾患の一つであるといわれています。
2次性高血圧は何か別の疾患に付随して生じているので、一般的な降圧薬が効きにくいという特徴があり、かつ原因となる疾患にうまく対処すれば血圧をうまくコントロールできる場合が多くあります。

狭心症・心筋梗塞の危険性は約2~3倍

SASが重症になるほど動脈硬化が進行するという研究報告があり、心臓の血液が不足すると、胸の痛みや圧迫感を感じたり、冠動脈が完全に塞がってしまい心臓に血液が流れなくなって心臓の筋肉細胞が壊死する危険性があります

慢性心不全の危険性は約2倍

SASは心不全の発症・進展の過程で、密接な関係があると報告されています。なかでも、気道閉塞によって起こる閉塞型睡眠時無呼吸(OSA)は、心不全の発症に強く関与しています。
呼吸中枢の障害で起こる中枢型睡眠時無呼吸(CSA)は、心不全の結果として起こる無呼吸であり、さらに心不全を進展・悪化させると考えられています。

不整脈の危険性は約2~4倍

ポリソムノグラフィー(PSG)検査を受けた心房細動の既往歴のない方々を対象にした研究では、心房細動の発症頻度がSASを合併していない場合で2.1%、SAS合併の場合で4.3%と、2倍以上もリスクが高いことが報告されています。
重症SASの場合、SASではない群に比べて夜間の心房細動の発生頻度が4倍以上高かったとも報告されています。

脳卒中の危険性は約4倍

SASは脳梗塞・脳出血などの発症リスクを高めやすいだけでなく、その後の機能回復にも影響を及ぼすと言われています。SASを伴う脳卒中患者とSASを伴わない脳卒中患者の回復経過を比較した研究では、SASを伴う群は伴わない群に比べて1年後の死亡率が高かったと報告されています。また、日常生活動作(ADL)の評価においても退院時・退院3ヶ月後・退院12ヶ月後いずれのタイミングでも、SASを伴う患者さんの方がADLの評価が低かったと報告されています。

糖尿病の危険性は約2~3倍

SASでみられる低酸素状態と正常な酸素状態が交互に繰り返される現象と、無呼吸状態から呼吸が再開するときの覚醒反応が糖代謝の異常と関連すると推測されています。
この2つが繰り返されることで、交感神経の亢進、インスリン抵抗性悪化につながり、2型糖尿病の発症リスクを高めると考えられています。

突然死の危険性は約2~3倍

SASは、突然死のリスクを高める病気です。SASでは睡眠中に呼吸が止まることで酸素が行き渡らず、心臓や脳に悪影響を及ぼす可能性があります。その結果、前述した心不全や急性心筋梗塞、脳梗塞などの心血管系の合併症を引き起こし、突然死のリスクが高まります

交通事故発生率は約7倍

SASは、睡眠中に呼吸が止まる(無呼吸)状態が断続的に繰り返される病気で、十分な睡眠がとれないため日中に眠気を感じたり居眠りがちになったりします。その結果、漫然運転や居眠り運転により事故が発生しやすくなります。
SASによる居眠り運転で発生する事故は、特にひとりで運転中、高速道路や郊外の直線道路を走行中、渋滞で低速走行中に多いといわれています。


ケア

CARE

CPAP
持続式陽圧呼吸療法

CPAP療法は、鼻より空気を送り、閉塞した上気道をおし広げることによって睡眠時の無呼吸をなくし、酸素不足を解消することができると言われています。また、それにより睡眠の質を向上させることができます。
※月に1回、データ解析結果をお渡しします。

  • 閉塞型無呼吸症候群(OSA)と診断された方

ASV
陽圧換気療法

ASV療法は、自発呼吸と同期し、呼吸を感知しないときに鼻より空気を送り、睡眠時の無呼吸をなくし、呼吸停止を解消することができると言われています。
※月に1回データ解析結果をお渡しします。

  • 中枢型無呼吸症候群(CSA)と診断された方

治療

ダイアライザーの種類と選定

CPAP療法は根治治療ではなく、毎日の使用を継続することによって効果を維持することができる治療ですので、就寝時に使用していただきます。

集計

末梢循環に用いるABI検査

CPAPを使用することにより、毎日の睡眠データがクラウド上に蓄積されるので、月に1回データを集計します。

診察

アフェレーシスに使用されるカネカのLDL吸着器

集計された1か月のデータをもとに、マスクから空気が漏れていないか、治療によりSASが改善されているのかをチェックし、診察時に印刷してお渡しします。


FAQ

睡眠時無呼吸症候群(SAS)
で多くよせられる

皆様からのご質問

当院の睡眠時無呼吸症候群(SAS)で来られる患者様のよくある質問です。
また下記に無い質問があれば、お気軽に医師・スタッフにお問い合わせ
ください。

診察

お気軽に、ご相談ください。  

まずは睡眠の質を知ることから始まるので、お気軽にご相談ください。
ご自宅に持ち帰り、就寝時にテストしていただきます。

はい、簡単に作られていますので、ご自身で検査できます。 

簡易検査のキットをお渡しする時に、装着や固定のしかた、検査開始のボタンの押し方や、画面表示などを順を追って説明いたします

まずは ご相談いただき、簡易検査をお願いします。

簡易検査にて中枢性無呼吸症候群(OSA)と診断された方はCPAPでの治療をしていただけます。

就寝前にワンボタンで動作しますので、難しくないです。

あらかじめ、マスクの形状や空気を送る圧力などの設定は済ませた状態でお渡ししますので、就寝前にマスク装着後、ワンボタンで動作いたします。

はじめは慣れが必要になるかもしれませんが、慣れれば気にならない方もおられます。 

CPAP療法は根本治療ではありません。毎日使用することによって効果を維持することができます。
マスクの形状や空気を送り込む圧力を下げるなどの調整をすることで、より快適な睡眠に近づきます。

いいえ、医療保険が適応されます。

毎月1度診察を受けていただき、睡眠時のデータをもとに、正しく使用できているのかのチェックや、1か月の解析結果をお渡しすることで、健康保険の適用となります。


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